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改善事例報告 株式会社ワンズに対する申入れ

株式会社ワンズに対し、同社経営の美容院がホットペッパービューティーに掲載しているクーポン中の「縮毛矯正」の表示(タグ)を削除するよう求めたところ、以下のとおり、改善してもらうことができました。

消費者から、事業者が経営する美容室において、ホットペッパービューティーのクーポンに記載された縮毛矯正」との表示を見て施術を受けたが、実際になされたサービスは、「縮毛矯正」ではなく「ストレートパーマ」であった、施術後、消費者が、事業者に問い合わせをしたところ、「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」は同じであるから、消費者に対して「縮毛矯正」の施術をしたといえるとの説明がなされた、との情報提供がありました。

しかし、ホットペッパービューティーマガジン「縮毛矯正ってどんなメニュー?ストレートパーマとの違いや失敗しないオーダーとは」(2022年4月21日更新)によれば、「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」には、施術の方法、髪へのダメージの程度、持続期間、値段等の点で大きな違いがあり、自らの髪質に関心やコンプレックスのある消費者は、これを意識して、サービスを選択しています。「ストレートパーマ」ではなく、「縮毛矯正」のサービスを選択した消費者は、高い対価を払ってでも、持続期間が長いことを期待しています。

しかるに、消費者からの情報提供を前提とすると、事業者は、提供するサービスの内容について、一般消費者に対し、実際に受けられるサービスの内容は、持続期間の短い「ストレートパーマ」であるのに、持続期間が長い「縮毛矯正」の施術が、割引の結果、安価に受けられる旨を表示したことになります。

とすると、「縮毛矯正」との表示は、優良誤認表示と評価できますので、当団体は、事業者に対し、消費者保護の観点から、「縮毛矯正」との表示(タグ)を削除するよう求めました。

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申入れの結果

当団体の申入れに対し、事業者経営の美容院からは、「紛らわしい表記の仕方をしてしま」った等の回答がありました。

また、申入れ後、事業者のホームページに掲載されたR5.5.12付コラムにおいて、縮毛矯正の定義につき、「薬剤とヘアアイロンの高熱を組み合わせてうねりや癖の強い髪をストレートにする施術方法で、一度の施術で長く維持できるのが最大の特長です♡」「薬剤だけを使って髪をまっすぐにさせるストレートパーマとは異なり、自然で艶のある髪を長く維持できるのも魅力あるポイントです」との記載がなされていますので、ご参考にしてください。

改善事例フォーム(株式会社ワンズ)

 

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